日本ではブタマンとか肉マンと呼んでいますが、中国では「肉飽子(ロウパオズ)」といいます。
「マンジュウ」の「マン」ですが、中国で「饅頭(マントウ)」というのは、中に具も
あんも入っていないものをいいます。この「饅」の元の漢字は「謾」で「あざむく」
という意味です。
では、なぜ「饅頭」のことを「欺く・頭」と書くようになったのかご存知でしょうか。
三国時代の話です。諸葛孔明が南征していたときの話。ある大きな河に着いた時、突然強風が起こり空は真っ黒。不気味な空気が流れました。土地の長老に尋ねると「神の怒りだ。それを静めるためには、いけにえとして、49個の人間の頭と、牛と羊を49頭ずつ捧げないといけない」というのです。
孔明は家来たちを殺すことができませんでした。思案した末、小麦粉を練って人の頭を模して作り、顔を書いて人の代わりに神に捧げました。
嵐は無事治まり、孔明たちは無事に渡河することができました。以来、小麦粉で作ったものを饅頭と呼ぶようになった・・・ということです。